《ホルスト・ヤンセン〜北斎へのまなざし》展


勝手に生まれ出て/奔放に幸せに生き/無尽蔵の怒りを持って死ぬ...無頼の(?)ドイツの素描、版画家。


2006/04/15 (Sat) 《ホルストヤンセン北斎へのまなざし》展 @北浦和埼玉県立近代美術館」 2006/04/08 (Sat) - 05/21 (Sun)。


(16:30-17:10 ¥900-+¥6,320-) 17:30閉館。金曜はもうちょっと遅い。


最初の出版物は児童書だそうだ。木版を使った絵本ではないか。初期の黒地の上から刷る版画はなかなか。
木版画と平行して製作された、パウル・ヴンダーリッヒの影響下にあるエッチング作品も古びていない。とても50年代の作品とは思えない。


腕をあげた目の大きな女性の肖像3点。ヴィヴィッドで、「らしくない」、いいものがある。


何かありそうなのは、文学者、エルンスト・ユンガーのための版画作品。また、「北斎漫画」を意識した作品だろう。興味深い。


アールブリュット(アウトサイダーアート)とも関わりがあった。
セセッション派、エゴン・シーレの影響も強い。


北斎の浮世絵版画の実物も併せて展示。
成人向け、子供だけでは入れない部屋もあり。...見てもわからないと思うが。


北斎漫画・初摺り』という分厚い一巻本が出ていたのには驚いた。小学館