「アリヤミハル」アリヤミハルさん。ファーストアルバム『heart to heart』2007/07/25 ユニヴァーサル・ミュージック。リリースされました。
- ワインレッドの心 ・
- 時の過ぎゆくままに ・
- 愛のメモリー ・
- 酒と泪と男と女 *・
- I LOVE YOU **・
- 悲しくてやりきれない
- 私は泣いています *
- 君といつまでも
- また逢う日まで
- 川の流れのように
...カヴァーソングアルバム。ジャンルは日本語によるソウルミュージック。いわゆるJ-soul。
ジャケットは浅草公会堂の並びで撮影されたものです。松竹ヌーヴェルヴァーグブルーノートタッチ。
公式には未発表のミハルさんオリジナル曲は、ここで聞くことができます。
http://profile.myspace.com/index.cfm?fuseaction=user.viewprofile&friendid=1000686387
厄介な仕事一息ついて、違った気分で聞く。
まず歌が非常にうまい。テクニカル。
意識的にアレンジを変えて、アメリカのブラックミュージックのいろいろな味わいを横並びに描き分けている。
「時の過ぎゆくままに」:打ち込みファンク。「愛のメモリー」:スウィートソウル。「酒と泪と男と女」:ブルーズ。「I Love You」:ジャズ。
「I Love You」が感覚的に面白いのは、途中で何回か転調しているから。
正直に申し上げまして、充分に楽しめるほど、ワタクシは、アメリカのソウルを聞き込んでいません。音楽の知識的にフォローできない部分が多い。
逆にいえば、音楽体験が広いほど楽しめる、深い造りになっている。 (2007/07/31)
鼻濁音が抜けるというのか、ファルセット気味の、日本語ではない様なフワッとした軽い歌い方。
その中でも、4.7.9.は地声に近い声で歌っている。
実は私は、どちらかと言えば、地声に近い低音での、バンドサウンドのファンクでの彼女の方が好み。
しかしながらベストトラックは「I Love You」でしょう。第2節?の、言葉が密で、崩れてゆくような、何かが立ち上がって行く様な、ピアノと歌のせめぎ合いの部分が不思議な感覚。
ちなみにアレンジ、ピアノは、生前の尾崎豊とも組んでいた西本明さん。
レゲエ、ダブアレンジの「私は泣いています」。
和田アキ子的?な「酒と泪と男と女」も面白い。
次はバンドか、セッションで。そしてライブで、是非聞きたいです。 (2007/07/26)