『人類の進化 / 世界への拡散』。
- 6,500万年前、恐竜滅亡。哺乳類が繁殖を始め、霊長類の時代へ。
- 約700万年前、直立二足歩行、犬歯の縮小(繁殖行動の安定化)。
- サヘラントロプス・チャデンシス化石(2002年・チャド)*最古の人類化石。
- 420万年前、アウストラロピテクス属。*“猿人”(1924)。
- 約400万年前、歯のエナメル質が厚くなる。
- 350万年前、タンザニア、ラエトリの親子連れ?足跡化石。
- 320万年前、アウストラロピテクス・アファレンシス(“ルーシー”化石)(1974年・エチオピア)。
- ※アフリカ乾燥化、サバンナ(草原)が広がる。/北半球の氷河。
- 哺乳類全般の進化活発・人類400万年の停滞の終わり。
- 約250万年前、石器の使用(第一の技術革命)。
- 約240万年前、顎の筋肉が退化(ミオシンという遺伝子が機能停止)。脳の巨大化への戒めが解かれる。
- ホモ属(“原人”)。
- 肉食による効率の良いエネルギーの摂取。△手の進化。△腰の筋力が大きく、体格が変化する。行動範囲が大きく。△体毛が無くなり、汗をかくように。△成長速度の問題など(胎児の頭の大きさと、母体の骨盤の変化による産道の大きさの関係=小さいまま産まれる・出産に介助が必要)。
- 約180万年前、出アフリカ(第1回目)。(アフリカ単一起源説)。“旧人”ホモ・ハイデルベルゲンシス。
- 約160万年前、東アジアに到達。
- 約80万年前、火の使用(第二の技術革命)。
- イスラエル、焚き火の跡(79万年前)。フランス、ニースのテラ・アマタ遺跡、炉の跡(約40万年前)。ドイツ、槍の化石・狩猟(1997)(40万年前)。
- 約20万年〜15万年前(10万年前)、出アフリカ(第2回目)。世界へ拡散。
- “ミトコンドリア・イブ”または“ラッキーマザー”。女性だけが受け継ぐ遺伝子の解析により突き止められた共通の母の存在。
- 20万年〜15万年前、抽象能力の芽生え。文化のビッグバン説の時期遡行?
- 南アフリカ、線模様の土片。貝殻のネックレス。顔や体を装飾する顔料を採った岩石。(同族の結束を促すために使った?)
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- 4万年〜3万年前、ドイツ南西部、水鳥や馬の頭の彫像。ライオン人間の彫像(洞窟壁画、象牙のフルート・3万7,000年〜1万2,000年前)。*従来の文化のビッグバン説。
- 20万年〜3万年、ヨーロッパ、中東地域。ネアンデルタール人(現世人類とは別種の人類)¶。
- のどの構造の変化。咽頭の位置が変わる。
- 14万年〜7万5,000年前、魚を採って食べた痕跡。
- 約7万5,000年〜5万年前、言語の使用(FOXP2遺伝子の二度の突然変異)、シンボル能力の発生・発達。*実は現代まで人間の能力は変わっていない。言語による経験、知識の蓄積による力が大きい。*主語・目的語・術語という日本語的な文法が先に生まれた、とされる。
- 約7万5,000年前、インドネシアのトバ火山で巨大規模の火山噴火(★トバ事変・トバカタストロフ理論)。気候変動が引き起こされ環境の急変で人類のいろいろな種族が淘汰された。
- 投擲具(スピアー・スロウワー)の使用が伝播してゆく。★...やがて狩猟用の道具から、大集団の秩序を維持する抑圧の道具へ。
- 11,000年前。トルコ東南部「ギョべクリ・テペ遺跡」。人類最古の宗教神殿遺跡。動物のシンボルでサークル分けした巨大石柱。異部族がくっつきあっている。饗宴用のビールの大瓶?...同時期、戦闘と傷ついた遺体の骨が多く発見される。
- 約1万〜8,000年前、農業と牧畜の開始。ナイル下流、パレスチナ、シリア、北イラク。△ ★ 栽培を続ける内、突然変異で穂がおちにくい小麦が産まれる(10,500年前)。突然変異が定着(9,500年前)。約5,000年の歳月をかけ、栽培を繰り返して、小麦の栽培種を作り出した。
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- 9,500年前、アフリカ北部や地中海でヤマネコの家畜化。ネズミ捕り用のネコ。
- 9,000年前、中国で酒の醸造。
- 9,000年前、メキシコでトウモロコシ栽培。...8,000年前頃からトウモロコシの世界拡散。