52人の著者と56冊​の本。


読売新聞『世界の論調』(1978/12/23 Sat)...クリスマスから正月休みにかけて、あわただしい季節でしょうが、忙中に閑を見つけ、古典の何冊かをひもとく、という過ごし方はいかが? 西独の週刊新聞ディー・ツァイトが著名な評論家たちの選考になる『百冊の本』を発表しました。するとイタリアの週刊誌エスプレッソの方も負けじと「イタリア版百冊の本」を。このうち、両方から重複して選ばれた五十六冊の本のリストをお届けします。読書計画の参考になれば幸い。


  • 007. 《千一夜物語(アルフ・ライラ・ワ・ライラ)》。...フランスのガラン版(1704)/バートン版(1885/88)。
  • 009. ジョバンニ・ボッカッチョ《デカメロン》(1348/53)。
  • 010. フランソワ・ラブレー《ガルガンチュワとパンタグリュエル》(1534/1565)。
  • 017. ロレンス・スターン《トリストラム・シャンディ氏の生活と意見》(1759/67)。
  • 022. ハインリヒ・フォン・クライスト短編集(1810)。★
  • 023. 《グリム童話集(子供と家庭のための童話)》(1816)。
  • 024. ジャコモ・カザノヴァ《我が生涯の物語 〜 カザノヴァ回想録》(1822/1833/1914/1960)。★
  • 026. チャールズ・ディケンズ《オリバー・トゥイスト》(1837/39)
  • 035. イワン・アレクサンドロヴィチ・ゴンチャーロフ《オブローモフ》(1859)。★
  • 036. イワン・セルゲーエヴィチ・ツルゲーニェフ《父と子》(1862)。
  • 040. ゲオルク・クリストフ・リヒテンベルク《控え帳》(1806/1844-53)。★

このうち、あなたが読んだのは何冊?あるいは、知っているのは何冊。


    • 【★】 日本では比較的人口に膾炙していないと思われる本。
    • 【*】一人で二冊選ばれている。
    • *抜けている大物としては、シェイクスピア、ドストイエフスキーか。