“システムクラッシュ”の光景


仕事の詳細にわたる話というのは難しい。


週刊の情報紙発行、サイト運営が本業の「●●●●●」社。3月の一週目に、主力商品のリニューアルを考えていた。

2006/03/05 (Sun) 迄の経緯。

週半ばに、次回発行分の原稿制作がおっつかなくなる。制作協力会社とのすり合わせ不足が原因。...迷惑だったろうな。
結局、とうとう、ほとんど約束の日曜日に発行出来なくなる事態に。

2006/03/06 (Mon)

リニューアルされた紙面がまる一日遅れて届く。
次の業務が始まっているので、注文をしていた代理店さんへの見本発送の要員がいない。
他部署から応援。まる一日がかりで梱包終える。
遅目の「春一番」が吹いた日。
※既に前週から、校正用ゲラがあがって来なくなる等の異常で、直接の現場スタッフは深夜までの残業、休日出勤を強いられていた。

2006/03/07 (Tue)

前週分の再掲載の処理の行き違いと、今週分が重なり、仕事量が倍に。
やってもやっても終わらずに夜になり、深夜にまで及ぶ。
再掲載分のチェックと申し込み。...※これが、後で必要なかったとの噂話を聞く。本当はどうだったのか、聞いていない。
電話が鳴りっぱなし。
出て対応しようにも、皆、手が塞がっている。
個々の気力が失せているのがわかる。感覚がマヒしている。

2006/03/08 (Wed)

今度は前日の仕事の確認作業。
時間差で、別々の行動を取っている人がおり、修正の後に、混乱が波状に来る。
数千件の処理という「物量」による時間差があり、チェックの土台が崩れる。
基本となる資料が、一段落したところでくつがえる。...処理していない原資料が後から出てきたのだ。
組織の中の連携が崩れた。
出来るところまで追いかけて修正する。

2006/03/09 (Thu)

自分の本来の仕事も動き始めている。別の階で仕事を進め、様子も見にゆかない様にする。この日の午後3時頃一段落したらしい。

2006/03/11 (Sat)

今度は事務処理をやる時間がなかったので、女性の事務職二人が休日出勤した。
※実は前日の「下版」は、印刷会社の機械のスケジュールからは遅れてしまっていた。一部に情報がまわって、副部長が状況を見に来ていた。部長は折悪しく、近親者の不幸があり不在。
また、やはり掲載見本紙の配送が遅れた。この日中に「宅配便」に載せないと間に合わないのだが、アルバイト要員の契約時間内に来なかった。

2006/03/12 (Sun)

都内在住の社員に呼び出しがかかり、その人員で夜までかかって見本を梱包した。通常の倍の分量だ。

2006/03/15 (Wed)

報告書の文面を練り始めているようだが、一般社員への経緯の説明はないんだろうか。ないんだろうな。

2006/03/19 (Mon)

04/01付けの二名の幹部社員の降格処分発表。それだけかいっ。あとは噂かいっ。
「専務の首がとんでもおかしくない」とか云う人もいたけれど、与●郎社長は何が起きたかの自覚が無いみたい。