オーネット・コールマン カルテット ジャパン・プレミアムツアー
2006/03/28 (Tue) 「オーネット・コールマン カルテット ジャパン・プレミアムツアー(オフィシャル・ツアー)」 @池袋「東京芸術劇場・大ホール」。
(19:00-19:30/19:45-21:15_¥7,800-)
ツアーは、前日 03/27 (Mon) が渋谷。04/01 (Sat) が札幌。04/03 (Mon) が大阪。
当日会場で配布されるような資料が何も無かった。
20年ぶりの来日。75歳。
謎のボーカリストが気になる。
専門誌の記事を待て、という事だろうか。
ジャズは聞くぶんにはいいが、書くとなると大変なので、未定稿です。
Program/Set List:
special program part.1:山下洋輔ピアノソロ...白いズボン、ドレスシャツに黒いチョッキ。「喜んで前座を務めます。しばしお付き合いを。」
- 「フェイズ・アフター・フェイス」
- 「インクリーシング・テイル」
- 「ギャザリング」
- 「グガン」
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- intermission:10分間
- special program part.2:カルテット演奏
- メンバー三人の後に、オーネット・コールマン(Ornette Coleman)登場。ブルーグレイのスーツに黒っぽいポークパイハット? 猫背で前で手を重ねて慎ましい感じの姿。
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- 〈Jordan〉
- 〈Waiting for You〉
- 〈Out of Order〉
- 〈911〉
- 〈Matador〉
- 〈Michala〉
- 〈Following The Sound〉
- special program part.3:山下洋輔、他とのセッション
- 〈Sleep Talking〉
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- 女性ヴォーカリスト入る。
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- 〈Turn Around〉
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- ピアニストと歌手退場。カルテットのみで。
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- 〈Song X〉
- encore:
- 〈Lonely Woman〉
構成は、ダブルベース。一人は指で。もう一人は弓で(Tony Falanga、Greg Cohen)。息子がドラムス(Denade Coleman)。
本人はサックス、トランペット、バイオリン。楽譜をじっくり見ながら楽器持ち代える。
冒頭。弓で擦る音がサックスとかぶさって、人が話しているように、サックスが二重に鳴っているように聞こえた。錯覚。
5分程度の激しい曲と、ブルージーなゆったりめの10分程度の曲を交互にやっているようだった。
「起・承・転・結」の「転」あたりで、オーネット氏、椅子に掛けて、各人のソロ(?)パートに。
楽譜を見つつ、トランペット、バイオリンを手にとっては置く、というような動作。
女性ボーカルの入った曲。調子がなかなか掴めず変な感じだった。
「ベルカント」のような、高くはりあげるような歌い方。しかもコンピュータで、「ダブ」のように残響を作っている。
歌手の名前、英語で紹介されたので不明。
私の人生より長いキャリア。しかも実験と旅の繰り返しの様な。
一晩のコンサートのプログラムなど何通りにも組めるだろう。
ヴォーカル部分はさらなる試みか。
全体的には、アグレッシブな感じは無く、結構まとまっていた。いい感じで、うつらうつらできたパートもあった。
ジョアン・ジルベルトは、ピーンと張ったような空気。その緊張がふっと溶けて笑いが起きる様だったが、オーネット・コールマンは自然体でした。