「日本民藝館」にて


2006/06/25 (Sun) 「柳宗悦の蒐集」展(最終日) @駒場東大前「日本民藝館」。


(...16:35-17:00_¥1,000-)


思い出して行ってみると、企画展最終日。閉館20分前だった。
二階建ての木造家屋。スリッパであるく。ミシミシ鳴る。敷居が盛り上がっているので、自然に踏むのを遠慮する。花崗岩御影石大谷石のセオリー通りの使い分け。...本場宇都宮では大谷石は薄汚れた感じだが。
木喰上人の木彫の仏像、薩摩の算盤玉の形の急須、李朝の文字絵など、いろいろあった。
一番興味深かったのが、イングランド、オランダの17世紀の陶芸品。中国の技術の洗礼を受ける以前のもの。
年代は不正確だが、17世紀といえば、シェイクスピアニュートンレンブラント、カントなんかの時代だよ。
ご立派な静物画も沢山描かれていたが、当時の、実際の「リアル・ピープル」が使っていた食器は、まっ茶色で、分厚くて、素朴な鳥なんかの模様がつけられたものだったのだ。
考えてみれば当たり前だが、あの「静物画」も一種のフィクションだったんだ。