遠藤賢司 純音楽家 59歳

帰途のホームライナー内部




2006/07/03 (Mon) 「SHINJUKU LOFT 30TH ANNIVERSARY "ROCK OF AGES 2006"」 @新宿歌舞伎町「新宿LOFT」。


(19:00...21:10-22:00...¥4,000-)


新宿ロフト」。こんな場所にあったんだ。スタッフはTシャツの若い女性ばかり。入ると、ステージが右のずっと奥にあり、大きな柱が視界を塞いでいる。
舞台に向かって、浅いスリバチ状に低くなっており、入口に近い方のスペースがひとだらけで死んでいる。柱のモニター画像はクラシック演奏会会場のロビーで見せている様な、引きの静止した画像のみ。芸がない。というかそこまでの技術屋がいない。
既に部屋の奥側(ステージ前)に大勢が密集。そもそも自分は相当場違いな感じなので、後ろのはじっこから見ている。
曽我部、少しヒトがバラけてなんとか見える程度。
エンケンさん、人が前にギュッと固まって、後半カレシが立ち上がるまでは頭の先しか見えない。
こ−んなオジサン(私のことです)でも、女の子と密集の中で聴いている。それで、ほとんど怪しまれないみたい。
隣の二人連れのギャルが酔っ払っていて、ひとりが出来上がってフラフラ踊りはじめ、脚とか手がバンバンぶつかってくる。やがて撃沈か。


キャプテンストライダム

(宇都宮出身のバンドらしい。未聴)


曽我部恵一BAND

(...途中から)

  1. 「(〜したいんです)」...フォーキーリバイバルで売り出した頃の曲。聞いたことある。
  2. 「トーキョーストーリー」
  3. 「(ジュークボックスが...)」...アカペラ風に。
  4. 「(愛されたい愛されたい)」
  5. 「(ああ家には帰らない...歌舞伎町に行こうかな)」
      • 曽我部、大塚の二人でペッタリくっついて弾く。ダイブ。というか客席に入ってゆく。喘ぎ声などでセクシャルなパフォーマンス。
      • 「お洒落」な携帯小咄。
  6. 「テレフォンラブ」
      • 明かりを落とし、客たちの携帯電話のライトをつけ、振らせる。
  7. 「ちょっと戦争には反対さ」...バグダッドに雨が降るかな?
  8. 「スター」
    • 曽我部氏は紫のTシャツ。顎ひげ、丸顔。結構激しいが、総じてナンパな内容。

遠藤賢司&カレーライス


(21:10-21:30/-22:00...)


最初の“パワーフォーク”の『満足できるかな』から、“スラッシュなんとか”に限りなく近いバンドサウンド...『不滅の男』まで。「引き」無し。押して押して押しまくりの1時間。
刈り上げが爆発したみたいな髪。濃い色のシャツに、赤茶色のチョッキみたいな服装?
遠藤賢司 純音楽家 59歳。
媒体を通して聞くより、実際に見聞きしたほうが面白い。なんで小さいところでしないのか。後半のバンドは大きなところでないと出来ないからだ。
演奏はめちゃくちゃ早い、強い。ソロではギターかき鳴らして、ハーモニカぶかぶか。アメリカのブルーグラスがルーツなのだろうか。一曲ごとに楽器交換。
バンドは、音、曲の構成は手堅い。歌詞は「でろれん祭文」とか、芝居の「口上」みたいになっている。香具師のおっちゃんが、テクノロジーを手にした、という感じ。声は独特。
しかし聞き終わった後は、耳がジンジンするだけで、きれいサッパリ、なんにも残らないね。そもそも、思い出せない。「俺・音楽」「エンケン」しか表現してない。
女性の聴衆が多いのは、なにかアピールするものがあるのか。存在感か。