2006/07/17 (Mon) 大雨、蒲鉾屋の門前猫、お香を炊く街、天女と「農魂」、蛙・トンビの表象



深夜にかけ、長浜へ移動。
一夜明けて、本格的な雨。
長浜の商店街は、全体が映画セットみたいな雰囲気につくってありました。おすすめかも。「黒壁ガラス美術館」の周辺のエリア。


朝の雨なので閑散。
蒲鉾屋の店の前に「迷惑するから餌をやらないで」の張り紙。すぐ下に問題の猫がすわっているという珍妙な景色。写真とりました。
傘を差して、散歩。
どこからかお香の匂いがする裏町でした。...なかなか優雅。


電車で北の「余呉湖」に向かう。
おっちゃん一人の無人駅を免れた委託駅。湖のまわりの道を、釣りの施設まで歩く。
湖の水生プランクトンの匂い。
けぶる山。雨蛙。トンビが鳴き渡る。溢れる水路。
...天女伝説のある、中国産の葉っぱが丸い柳。深い屋根の建物は水利施設でした。「農魂」の石碑。天女のブロンズ彫刻。なんなんだ、何があったんだ。







下って木之本町(駅は木ノ本)。蛙がお守りの地蔵寺がある古びた町。
昔の羽生とか桐生をごく小さくした感じ。飽きました。
ここのお地蔵さんは、蛙がお使いで、目にご利益があるらしい。
瀬戸物の蛙がいっぱい収められている。





次の高月。十一面観音が沢山ある寺町...のはずが、駅は新築で、テープでトンビの声を流している。
「渡岸寺」までの道は、黄色っぽい舗装がされているで、観光地としては、ダメに成りかけている過程の途中でした。
観音像は、秋に東京で展示されます。腰のひねりに特徴あり、首が弱いのかな。国宝ですけど。


「観音の町」高月は、都会の観光写真で、紅葉の写真で美しく紹介されているんですが、街の人は知ってか知らずか、悲惨なことになりそうです。「渡岸寺前分譲住宅」だそうですよ。普通の寺だねこりゃ。


観光なら長浜。自然なら余呉以北がのんびりできそう。白洲正子さんの随筆は、奥琵琶湖の「菅浦」でしたね。