「自選一行レビュー補遺」砂連尾理+寺田みさこ『I was born』


2006/09/14 (Thu) - 09/18 (Mon) 『I was born』(砂連尾理+寺田みさこ) @駒場東大前「こまばアゴラ劇場」。


(19:30-20:30_¥3,000-)


東京ではシアタートラムやアゴラで上演された松田正隆作品のテキストから振り付けられたダンスという。改訂版らしい。
壁際の二次元性を利用する、女性の身体性を強調する、舞踏の様に病気で不自由な身体の動きを模倣するというアイディアが出てくると思う。
動きは抽象的で景色は見えてこない。エリートの身体。表情ほかの演技が面白かったりする。
寺田女史の背筋がすごい。真ん中が縦に窪んでいる。ウェイクボードをやっている知人もこんな背中をしている。逆に韓国の映画のポスターで、背面ヌードの女優さんが写っていたものがあったが、つるっとした背中で、背骨が浮き出ていた。大概の人の背中はこうでしょう。
そもそもあまり有名でない、イメージ的にも薄い(?)松田正隆などという(私は好きだけど)ネタを素材にしてどうせいちゅうのか?_アゴラや京都サークルでは松田ネ申というコトか。
...期待に答えてくれなかったという感じか。このために見落としたものが惜しい。