「韓国映画」《王の男》を見る。

2006/12/09 (Sat) - 2007/01 中旬   イ・ジュンイク《王の男》 @北四番町「仙台フォーラム・フォーラム3」。



(15:10-17:20 ¥1,000-+¥600-)...予告編の時間も含む。 



「綱渡り名人の芸人(広大:クヮンデ)チャンセン」:カム・ウソン
「美貌で機転の利く若い女形 コンギル」:イ・ジュンギ
「暴君ヨンサングン(燕山君)」:チョン・ジニョン。
「キーセン(妓生)上がりの噂の愛妾 ノクス」:カン・ソンヨン。



2005年の韓国の大ヒット映画。検閲される...とかの噂だったが、そういう部分は無かったと思う。
西暦1500年頃の史実を下敷きに、相当遊んだ脚本。御伽噺の実写版の様な感覚だった。
本で読んだクヮンデの綱渡り芸が実際に行われるのを見る驚き。
宮廷の「劇中劇」が京劇風だったのに感心。衣装は紙に描いたものらしい。なんと冷静で皮肉な。
ハムレット》の劇中劇《ゴンザーゴ殺し》に想を得たものだろう。ここにも吃驚。
後半は陰謀につぐ陰謀。
「狂王」の造形が思い切っている。あと、顔の傷の特殊メイクにも感心。
盲人芸の構成など、灰汁は強いが、まんずまず、よく出来ている。





「仙台フォーラム」は住宅街の真ん中みたいな場所にある。大阪九条の映画館みたいだ。
広いロビー。客は十四五人か。12/27 (Wed) は割引の日だったようだ。
予告編で見た韓国映画《百万長者の初恋》。露骨にあざとい。でもはまるおばちゃんの気持ちがわからんでもない。
ルキノ・ヴィスコンティの特別上映も一緒の場所で。こちらはお客少ない。演劇の客より少ない。
仙台でも映画はあんまり盛り上がっていないのか。