#49「全日本こけしコンクール 〜 ほほえみの年輪を重ねて」

2007/05/03 (Thu) - 05/05 (Sat) #49「全日本こけしコンクール 〜 ほほえみの年輪を重ねて」 @白石蔵王・白石「ホワイトキューブ白石市文化体育活動センター)」。

第一部(伝統こけし)「土橋、西田十系統説」※個人的なメモです。

  • 「木地山系(鳴子分化、秋田皆瀬村発祥)」:ずんどう、前髪、着物の柄が描かれる、形のパターン多い。
  • 蔵王高湯系(遠刈田分化、明治20年代)」:ろくろ製、胴の形太くくびれ、目が大きいものがある。
  • 津軽系」:ろくろ製、胴くびれ、顔写実的、牡丹や達磨の絵など風土性、個人差が目立つ。
  • 「土湯系(福島市土湯温泉発祥)」:蛇の目頭、顔が特徴的、隈取り、細いずんどう。※猪苗代にはたこ坊主というのがある。
  • 「遠刈田系(蔵王町発祥)」:頭の模様、三日月目、ずんどう、頭が角張る、鳴子的。※表情が評価されているらしい。
  • 「鳴子系」:胴体に様々な華の絵、余白の多い顔、白っぽい。頭をまわすとキュッと鳴る。胴が真ん中で細くなっている。
  • 「南部系」:白木のもの(キナキナ)。頭が取れる。明治末から鳴子、遠刈田の影響。
  • 「肘折系」:狐的な、細い目が寄っている。鳴子、遠刈田の影響で始まった。
  • 「弥治郎系(白石発祥)」:ろくろ製、くびれたり傘をかぶっていたり、パターン多い。顔小さい。頭頂のろくろ模様。
  • 「山形作並系(仙台)」:首接合。狐的な顔。花柄の胴。さまざまの形。肩の段とろくろ模様。カニの様な菊。
    • 白石市は、宮城の足利市みたいだ。川によって新幹線の駅と東北本線の駅が分かれたところに開業している。発展のさまたげ。
    • 販売している展示品を触っていたら手に絵の具が付いた。