#49「全日本こけしコンクール 〜 ほほえみの年輪を重ねて」
第一部(伝統こけし)「土橋、西田十系統説」※個人的なメモです。
- 「木地山系(鳴子分化、秋田皆瀬村発祥)」:ずんどう、前髪、着物の柄が描かれる、形のパターン多い。
- 「蔵王高湯系(遠刈田分化、明治20年代)」:ろくろ製、胴の形太くくびれ、目が大きいものがある。
- 「津軽系」:ろくろ製、胴くびれ、顔写実的、牡丹や達磨の絵など風土性、個人差が目立つ。
- 「土湯系(福島市土湯温泉発祥)」:蛇の目頭、顔が特徴的、隈取り、細いずんどう。※猪苗代にはたこ坊主というのがある。
- 「遠刈田系(蔵王町発祥)」:頭の模様、三日月目、ずんどう、頭が角張る、鳴子的。※表情が評価されているらしい。
- 「鳴子系」:胴体に様々な華の絵、余白の多い顔、白っぽい。頭をまわすとキュッと鳴る。胴が真ん中で細くなっている。
- 「南部系」:白木のもの(キナキナ)。頭が取れる。明治末から鳴子、遠刈田の影響。
- 「肘折系」:狐的な、細い目が寄っている。鳴子、遠刈田の影響で始まった。
- 「弥治郎系(白石発祥)」:ろくろ製、くびれたり傘をかぶっていたり、パターン多い。顔小さい。頭頂のろくろ模様。
- 「山形作並系(仙台)」:首接合。狐的な顔。花柄の胴。さまざまの形。肩の段とろくろ模様。カニの様な菊。