「坂田明トリオ mii 〜 東北ツアー2007 ヤッホー!」


2007/05/27 (Sun) 「坂田明トリオ mii 〜 東北ツアー2007 ヤッホー!」 @仙台駅前ハピナ名掛丁「仙台ヴィレヴァン」。


(19:15/19:27-20:16/20:30-21:23_¥6,000-) ※黒田杏子(ピアノ)、バカボン鈴木(ベース)、坂田明サキソフォンクラリネット、ボーカル、鈴)。軽食、飲み物付き。ギリギリまで場所が公表されなかった。明日も(関係者だけで?)野外イベントあり。店名は「ヴィレッジヴァンガード」を略したものらしい。一階が田崎真珠の庄司ビル3F(トイレは5F)。


18:45 MC 横山さん。主催:街角仕事人組合。協力:荒蝦夷エコロジーカフェ、スローフード気仙沼キリンビール、仙台屋、斉吉、他。食べられる小さな薔薇の花、秋刀魚や卯の花の押し鮨。鱶の肉のナゲット。豚肉の酢づけ、ローストビーフにサラダ、等が出ました。
客筋は、通商産業省の人とか、『東北学』『仙台学』等の編集者など。どこかの営業も来ていて、名刺交換会みたいになっている。音楽や芝居を見にいったり、休みの時に名刺を持ち歩くこと自体ありえねえのだが。...ライブが終わった後、「残飯」をタッパーに入れてくれという豪の者が(も)現れた。わたしは駅そばを食べて帰りましたとも。

19:27 ミュージシャン登場。音楽家は、会場の雰囲気とは関係ないみたい。坂田さん、口ひげが白くなっている。小柄な人。若い頃の精力絶倫みたいな印象は無くなっているが、おしゃべりは変わらず。縞のシャツに黒いシルクのモワレが入ったような生地のチョッキ。

  • 「早春譜」
  • 「(?)」...ピアノ、ベースにサキソフォンが絡んでくる、フリージャズ曲。
  • 「バラード・フォー・たこ」...仙台出身のボクサーにしてコメディアン、斉藤清作:たこ八郎の死を悼んで作った曲。親交があった。1985年亡くなる。
  • 「貝殻節」...坂田さん歌う。カワイヤノーの部分は台詞風。
    • 休憩。
  • 「役立たず」...フリーの曲のメロディラインを覚えるために詞をつけた。一部クラリネット演奏。
  • 「ハタハタ」...記録映画『白神の夢』の挿入曲。
  • 「死んだ男の残したものは」...谷川俊太郎武満徹。...曲にのせ朗唱。*
  • 〈ひまわり〉...ヘンリー・マンシーニチェルノブイリの子供たちのためのチャリティー盤の曲。
    • アンコール。
  • 〈家路〉...ドヴォジャーク:ドヴォルザーク


坂田トークで「イデオロギーで動くのは人間だけ。憲法改正反対といって犬が集まった、なんてことは無い。騙す騙されるは本人次第。」。
演奏が終わるたび、拍手に答えうんうんうなづく。落語家のような喋り。

「死んだ男の残したものは」について。谷川俊太郎にしても、大江健三郎にしても、この世代?の人たちが一斉に?とりはじめた、偏りのない、歪みのない「古典主義的」なパーソナリティ。これが何か変な感じ。これが力を持つのだろうか。