『烏山 山あげ祭』

やまあげ


2007/07/27 (Fri) - 07/29 (Sun) 『烏山 山あげ祭 奉納余興』演目「戻り橋」他 @市内「山あげ会館前」ほか各所。


仙台(10:00)。宇都宮(11:08_11:17)。臨時山あげ祭り号。宝積寺(11:37)。烏山(12:22)。

07/29 (Sun) どいのさんのブログで存在を知って慌てて見物に。栃木県那須烏山市の「山あげ祭り」。歴史ある野外歌舞伎。回転、早変わりする仮設装置(書き割りの大きな山)を、路上に奥行きを使ってスカスカに並べ、遠近感を出す。あれ。大阪の「維新派」みたいだ。若い衆参加しているので雷鳴の音響凝って活劇風。土曜に行けば、大蛙に乗っかる姫君という太古の忍者映画みたいな図柄の「将門」も見れた(『忍夜恋曲者』の瀧夜叉姫だと言われた)。

宇都宮駅。ホームと車内アナウンスと言ってることが違う。宝積寺からは自由席? 車両によっては自由席? 全席指定で完売?...宝積寺から前3両が一般も乗れるようになる。そこからが長い。

赤い動力車で紺の臨時車両を引っ張る。その臨時列車が珍しいらしく、鉄道オタクが集まって来ているのか、アキバ的な変な雰囲気。無線傍受君。冷笑的口調のせこい儲け話君。台湾とかインドとかブランドウォッチとか話題が広いが相手にされていない君。前歯が欠けているヒキツケ笑い君(足が悪い人だった)。車窓の向こうの田圃に陣取っている高価なカメラの諸氏と手を振って「オタクはしゃぎ」で楽しそうだが(「那須烏山」「茄子カレー」のギャグで大喜び)、不毛。決して気がおけない関係では無いみたいで、神経磨減るだけで、色気ないし。...社会勉強、人間観察できました。

「戻り橋」...名のある武士が、一条戻り橋でたぶらかされるが、鬼の腕を切り落として難を逃れる話のバリエーション。(13:00-14:00) @「山あげ会館前・路上特設舞台」。

炎天下。装置のぐるりを見て回る。会館の入館費500円はボッてる。年寄り座っている中、ドジョウヒゲの兄ちゃん仁王立ちで、注意されると「るせえ!」とどなってそのまま。与太者久しぶりに見る。追い払われた元上演関係者? 私も関東の人間だけどこんな荒くれてたっけ。それともここの土地柄か。テキヤさんたちとも仲良さそうだし。

市内の別の場所。飲んだくれて戻している若い衆。皆ワンポイント入れ墨入っているのでちょっとヒく。

「戻り橋」二回目。娘役変わった。途中で曇り、涼しくなって全編見る。千切り絵の装置はちょっと地味だったかも。役者は普段から稽古しているはず。(15:00-16:00)  @「烏山三共石油前・路上特設舞台」。

「ブンヌキ」は見ないで帰ることに。臨時列車に群がるオタクや酔ってクダ巻く与太者も見られて、帰りに宇都宮ギョーザも食べて満足だワ。「健太餃子の宇都宮餃子館」。十二種類。細分化しすぎ。

烏山(16:39) ※17:17 雨パラつく。宝積寺(17:22-17:33) 宇都宮(17:42/18:59) ※郡山12分ロス。仙台(20:30)...「スイカ」二重取りされたみたい。あとで確認のこと。

  • 臨時列車の手配しておいてジジババ連といった方が気楽。どこからでているのか知らないが。
  • 席は有料のをサッサととって坐る。金を払わないヤツらが割り込んでも目くじらたてない。会館前より街中の路上の方が安い(結局立って見ていたが)。
  • 銀行コンビニ無い田舎町なので現金はもってゆく。
  • なるべく違う演目見た方が良い。
  • 手拭いのお振る舞いがある場合もある。
  • 道端の屋台は値段少し高め。会館前を利用した方がいい。
  • 屋台。埼玉の祭りよりややいい店がでている。大串焼きみたいな。