「放送文化の考古学」「俗悪番組」日本テレビ 木下黄太氏はマークすべき


2006/01/23 (Mon) ㈱ライブドア 堀江貴文 (33歳 1972年生まれ) 社長 ほか幹部社員、事情聴取に続き逮捕。小菅の東京拘置所に収監。猪首のトリックスターに、みんなが夢中。


それはいいとして、NTVテレビの夜の報道特番、ありゃなんだ。

「密着プロデューサー、取材秘話を語る」(木下黄太プロデューサー)


査察の一報があった時、また、自殺者が出たときの、携帯電話での堀江社長と、木下というヒゲの巨漢テレビマンとのやり取りを放送。
電話での会話の中味を記録してある、というのもなんだが、相手は「ブンヤさん」ということで、一応グレーゾーンなんだろう。
それにしても、木下氏の友人面の泣き落とし試行は笑わせる。あのマジメな顔といったら。22:00台。

日本テレビが見た素顔のホリエモン


ホリエモン初テレビは「はなまるマーケット」外見チェックだったそうな) 球団買収名乗り、フジテレビ買収画策、選挙出馬、タレント活動、関連会社のコマーシャルにも出演...という、エスカレートというか、底が抜けてゆく「転落(?)の軌跡」。

「首相になりたい、合コンで衝撃告白」


ここでは「盗み録り」を堂々と放送している。さらりとやっているが、明らかに一線を越えている(「お持ち帰りだよ」とか撮影者が評していた)。逮捕された人間には私生活もへったくれも無い、と云っているし、容疑者にはどんな取材も許される、と宣言しているのも同然。ホリエモンは、北朝鮮当局や架空請求業者と同類、と見ているらしい。22:45頃。


家に帰ってから、チャンネルを一通りザッピング。
TBSは、漫然と搬送車を映しているだけだし、それに比べたら、NTVは、キャスター、解説者が活発で、確かに面白い。
しかし、のぞき趣味に訴える手法がどんどんでてくる。
冷静になってみると、結局「無内容」なんですよ。確かに時間潰しの役にはたっているけれどね。


あんなに軽々一線を越えるようでは、この局の報道部は、遠からず問題を起こすだろう。また(?)。


視聴率のモニターを買収していたのはこの局のOBだったですよね。「企・業・文・化」ですね。