「siva/nobusemilong」siva『灰色の陽炎』完成披露ライヴ
2006/01/28 (Sat) siva(シヴァ) 1st『灰色の陽炎』完成披露ライヴ @「サウンドスタジオ ivi・Cスタジオ」(福島市中町)
(20:00-21:45_¥1,500-)
福島と仙台での「満塁鳥王一座」演劇公演『アンアパシックズノートパラグラフフィフティーン』の主題曲を作った、姉弟がメンバーのインディバンド、ライヴ。
昨年11月には予告されていた、初のアルバムリリースは、越年して今日になった。
会場の様子が劇中でも、描写されていたが、モデルなのかリアクションなのか、本当にずっと踊っている人がいた。熱心な二人のファン(若い男性)。劇中では、この人物がらみで事件が動いてゆくのだが...。
生で聞くと、まずドラマーのキレがすばらしく良い(ダテ ケンタロウ)。坊主頭で後頭部の髪だけ長く伸ばしている。上半身裸がトレードマーク。
ギターリフに結構特徴がある。連音符多用。(作詞・作曲・リードギター:弟氏の カノメ ノブカズ =nobu)循環メロディ。中央アジア風とも云える様な雰囲気がほんの少し。
姉弟なので声質が似たコーラス。メインvo.どこかシャーマンチックなお姉さん(カノメ ミワ)。
音域でいうと、お姉さんの方が低め。弟さんの方が高い。ファルセットではない。
ベーシスト:タカハシ ミノル。
*後日、東京でいくつかのバンドを見たけど、やはりsivaのドラマーは優秀だとおもった。
お姉さんは「はだし」。眉も細くない。黒い髪を後ろで縛っただけ。
アイヌの民族衣装の様な袖のある衣装。模様はカスリを抽象化したみたいなもの。色は暗めの赤。背中がシースルー。一見ゆかたに見える。
当夜はスピーカータワーの前にすぐ演奏者がいるという状態で、スタンドマイク入れっぱなし。
ハウリングがひどい。粗削りと云われる所以か。
ライヴは、密閉状態でのオール・スタンディングだったので、記録とっていない。
若干喫煙者。どんどん蒸し暑くなる。実際に若い客層ばかりだったのだが、メンバーのそぶりといい、突き刺さるような音といい、ロックはユースカルチャーなんだなあと...実感。
シニアのロケンローもあるだろうが、質的なものはやはり違うのだろう。
アルバム『灰色の陽炎』収録曲。
- 「黄熱」
- 「花」
- 「青い世界」
- 「月曜日」
- 「フロントガラス」
- 「EDDIE」
- 「カナリア」
- 「雨の日の午後」
- 「花咲く丘」
- 「アンアパシックズノートパラグラフフィフティーン」
- 「Sunday Morning」
- 「小さな恋の歌」
私なぞは、どうしても、U2やザ・スミスを連想してしまう。スミスの様にホップするメロディではないが。
アメリカの「グランジ」は、全然聞いていないので判らない。
やや陰鬱な曲調。高音を廃したドリームズ・カム・トゥルーの吉田美和という感じかな。
生で聞いた感じとはかなり違う。
先に書いた個性の内で、いろんな事をやっている。
まだ全然固まってはいない、これからのバンドだろう。