「ドキュドラマと佐々木昭一郎的なるもの」「テレビヂョン」映人社『ドラマ』2006年06月号 特集「佐々木昭一郎」を知っているか。インタビューと『四季〜ユートピアノ』の脚本載録。

tsunoda2006-05-23



映人社『ドラマ』。この雑誌は状況に応じていろんなことを言うので、一貫したものがある訳ではない。読者も当惑するだろうに。


また、相変わらずの「佐々木節」。本人に語らせると、いつも混乱を招くように感じる。
それだけひどいNHKの扱いだったんだろうが、ルサンチマンいっぱい。
「異端者」が語る「普遍性」というのも謎だ。


わたしは「ウニベルサット!」というのは、欧米社会がアジアのアーティストに対して云う社交辞令みたいなものだと思っている。
また、マスメディアの人は「普遍性」を大安売りする癖があるので要注意。
「普遍」は「科学」や「記録」の領域に属する、というのが大前提。「文化」の普遍性なら、人類学なり民俗学がある。
「感情」の普遍性なら、それは安い議論なのだが...。


パラダイムが変わりつつあるのに、ドイツ古典音楽の美学まがいゴリゴリというのもどうなのか。我田引水を絵に描いたようだ、といつも思うのだ。