「自選一行レビュー補遺」『ヒカゲちゃんトカゲちゃん』

アートスペース宙入り口




2006/06/17 (Sat) - 2006/06/18 (Sun) 『ヒカゲちゃんトカゲちゃん』(川熊美貴・西和恵) @仙台・勾当台公園「アートスペース宙」。


(15:00-16:20_¥1,200-)


「空間実験こがねむし」のカラーなのか、学芸会ノリながらも、題材は徹底した正統派アングラ。というか病気系・性倒錯系(退廃系?、ダーク系?、ゴシック系?、怪奇恐怖系?)の方面でキッチリまとめている。「クトゥルー神話体系」に則ってもいる。マンガ的終末風景。...ブッキッシュな創作だから、ある種機械的に自動生成する部分が続くのが難点か。西さん演劇人からは評価高い。不思議な八重歯。老け役もこなせそう。川熊さん。少ししゃがれが入った声ができあがっている(先日の唐組の藤井由紀さんと同様)。ルックスは、トウのたった少女顔で、いいんじゃないでしょうか。
お年頃の女性二人があんな歌詞を歌っちゃうのは...もしかして「毛皮族」っぽいのか?_俺は知らないけど。ほかに、連想するのは、寺山修司ホドロフスキーパゾリーニ、「劇団鹿殺し」かな。札幌の「千年王国」もこんな感じなんだろうか。


交通費がネックだ。エスカレーター。皆、関西の様に右を塞いで乗っている。
駅で降りたら、仙台はヒンヤリしていた。場所を確認してから、繁華街をぶらつく。
検針員の人がいやに多いと思っていたら、これが噂の違法駐車取締り員なんですね。新宿ではさっぱり見なかった。
三越」「仙台ロック座」はすぐわかる。青少年、婦女子の風俗はどこでも同じなのが、なんだか不思議。


終演後、まだシャッターが降りたままの「あべひげ」さんを見てから、アーケード街に移動し、どこまでも真っ直ぐに行き、劇団「pointo45分劇場」が公演を打っている「野中神社ギャラリー」を探すが、わからない。...神社の路地の中に入ってゆくらしかった。まさかと思い入らなかった。
冷やし中華の「廬山」というのもあるらしいのだが、わからない。「文化横丁」の餃子屋さんは休業日らしい。



「味太助」じゃなくて「旨味太助」で「牛タン定食」食べる。ここも流行っている店らしく、注文する前からテキパキしている。
新宿西口の郵便局の近くの「豚珍館」のテキパキぶりにはかなわないですが。「テールスープ」は美味しいんじゃないでしょうか。あまり食べ物に感激する口ではないもので。食いしん坊なんですが、すいません。


6月の仙台では、上演が相次いでおり、当然見落としたもの多い。
Gin's Bar『ORANGE〜モデルルームの鍵貸します』、OCT/PASS+きらく企画『「カオス・クラッシュ」〜この国の涯』等々。
「OCT/PASS」と「空間実験こがねむし」...まだあった様な気がするが、いつか見なくちゃならんでしょう。