「RIKKI」新旧島唄聞き比べ
RIKKI
2006/07/14 (Fri) 「RIKKI sings at S.P.C #9(RIKKI & AKI DUO LIVE)」 @吉祥寺「スターパインズカフェ」。
(19:15-21:00_¥4,800-)
2006/07/06 (Thu) - 07/07 (Fri) ロンドンのクラブと野外のイベント出演で、2月中旬以来の“産休”から復帰。国内では、吉祥寺と神戸より復帰。
ピアノ伴奏による、ピッチ、時間とも整えられた島唄。
- 「(...)」 *島
- 「御月様」 ★
- 「涙が止まらない」
- MC入る。RIKKIソロ、三線で、
- 「ながくも」 *島
- 「花」
- 「こもりうた」 *島
- 黒田亜樹ピアノソロパート。
- 「ザカルカンド(?)」...ゲームの音楽より。
- 「アディオス・ノニーノ」黒田アレンジバージョン。
- RIKKIソロパート。
- 「朝花」 *島
- 「まんこい節」 *島
- 「わらべんきゃ」
- ピアノ伴奏に戻る。
- 「素敵だね」
- 「むちゃ伽那」 *島
- ピアノの内部に、金属の鎖で仕掛けをする。
- 「あがりざき」 *島
- 「野ぼたんぬ花」
- 「結いぬ島へ」
- encore:
- 「御月様」 ★
若い母親二人による、丁寧に準備、MCが付けられたライヴ。全編静かな雰囲気。
黒田さんはオレンジのドレス。RIKKIさん、大島紬の生地で作った、チマチョゴリ風の衣装。上着が別れていない。振袖のもの。
しばらく前から気になっていたのだが、ポップ調の曲の高音、裏声部分で声がかすれてくるのだ。島唄ではさすがにそんなことは無いようだが。
本来の声域は、彼女は低めなんだろう。あるいは変わってきたのか。
...9月には、新しいゲームミュージック、『ベルサイユ』?の曲のリリースがあるそうな。
黒田さんは、現代音楽の“バカテク”系ピアニストかな。無理なアレンジも悠々こなしてしまうというタイプか。
「スターパインズカフェ」。非常に珍しいことに、席に案内されたが、あーんまりね。軽食も摂れなかった。ステージと近過ぎ。
武下和平
2006/07/12 (Wed) 日本音楽のかたち(23)『奄美しまうたの心 武下和平の芸術』Aプロ @四ツ谷「紀尾井ホール5F・小ホール」。
(19:00-19:35/19:50-20:35_¥4,000-)
会社より帰りがけの電話で、お湯の様な蒸し暑い中を早足でギリギリ滑り込みセーフだった。
...タケシタカズヒラの芸術。なんと、明日の二公演も其々内容が違うのだ。
トークの部分以外はマイク無し。完全ナチュラルトーンによる島唄。
音階の取り方が、若手と全然違う。フラット。抑揚というか、感情の奥行きを廃した歌い方だ。たぶんこれが、ムカシながらのトラッドな歌い方のはず。
- 解説・司会:徳丸吉彦(放送大学)
緋毛氈に金屏風。椅子。羽織袴。娘さんは青い着物(後半は屏風も外して紫の毛氈に)。
Aプログラム
- 「朝花節」
- 「俊良主節」
-
- 司会入る。三線の弾き方と装飾音、指使いについての解説・実演。...装飾音をつけないとこうなる、というのもあり。
-
- 「野茶坊節」
- 「満恋節」
- 「花染節」
- 休憩 15分。
- 映像を見ながら。地図。伝説のある浜辺の記録映像など。なかなか珍しい。
- 休憩 15分。
- 「芦花部一番節」
- 「塩道長浜節」
- 「諸鈍長浜節」
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- 司会少し入る。
-
- 「豊年節」
- 「一切朝花節」
- 「六調」
-
- 踊り手が客席からあがるなどしてにぎやかに終わり。
-
...ちなみに、
Bプログラム
- 長朝花節(ながあさばなぶし)
- くるだんど節(ぶし)
- 長雲節(ながくもぶし)
- 朝別れ節(あさわかれぶし)
- 今ぬ風雲節(いまぬかじゃくもぶし)
- むちゃかな節(ぶし)
- 嘉徳(かどく)なぶぃ加那節(かなぶし)
- 諸鈍長浜節(しょどんながはまぶし)
- いとう(仕事唄)
- 一切朝花節(ちっきゃりあさばなぶし)
- 六調(ろくちょう)
Cプログラム
- ほこらしゃ
- よいすら節(ぶし)
- しゅんかね節(ぶし)
- とらさんながね
- そばやど
- 長雨(ながむぃ)きりゃがり節(ぶし)
- 徳之島節(とくのしまぶし)
- かんてぃむぃ節(ぶし)
- 上れ立ち雲節(あがれたちぐもぶし)
- 一切朝花節(ちっきゃりあさばなぶし)
- 六調(ろくちょう)
...CD販売していたのは、歌舞伎座のそばの「文化レコード」さんだった。古典専門店とのこと。