大久保。BBD:ギャラリー韓路にて。


2006/07/22 (Sat) 修理したヘグム受取と簡単なレクチャー @大久保「BBD(ギャラリー韓路)」。


(17:00/17:20-18:10_¥12,000-+¥1,050-)


お店。例の、背は低いがなかなか美人の社長さん。すっかり改装され、韓国雑貨も扱うように(スペース的にはそちらメイン)。音楽関係の人などお客が絶え間なく来ている様子。
冷えた溶岩で作った魔除けの置き物を、女性客がキープして欲しい云々。まだ値段が付いていない。タルチュムの仮面は梁に並んで架けてある。人形や瀬戸物、家具類。布地類。


約束の時間に行く。あ、今日でしたかと云う事で、それから電話。20分位して登場。
若手の演奏家、キムヨンハ(金龍河)さんに見てもらう(手の大きさに合わせ糸巻きを削るという事だったが、削る必要なしだった)。
かなり大柄で、髭も薄く、ボサボサ頭。ごく若い青年。ジーンズにTシャツ、iPODか何かを首に掛けている。
金泳宰(キムヨンジュ)先生の「下っぱり」(本人苦笑)で日本に来ている、と紹介。長く滞在(浅草橋?)。言葉を覚えているところ。


糸巻きは二つとも交換。コマを黒檀のものから竹のものに交換。


箏用の音程測定器を出してきて音程についていろいろ話すのを聞いている。メモとる。
右手の使い方についてこの人は怒っているんじゃないか、ぐらい厳しく指導される。手頚、肘を掴んで、ゴルフの教官みたいに(知らないけど)。
曰く、握手する様に。親指、人差指で押すように。弓の掴む所を中指・薬指・小指で掴んで少し手首を返す。手のひらが自分に見えないように。手頚、肘に力を入れて引っ張る形は良くない。腕全体と手が一体で動くように。
掴む皮の部分の止め金を、大丈夫なのかという位緩くする。
...こうなったらボウイングだけやりつづけないと、演奏するどころではなくなってしまう。フォーム改造みたいなもんか。


韓国の人と約束しても、大抵は時間に間に合う様に来ないみたいだ。その割に一所懸命対応してくれるから、ますます時間がかかってしまう。
まあ、贅沢な時間の使い方です。...高級松脂も購入。