「自選一行レビュー補遺」『踊りに行くぜ Vol.7 in Sendai』のしげやん

当日券



2006/12/19 (Tue) 『踊りに行くぜ Vol.7 in Sendai』(JCDN) @仙台 定禅寺通 春日町せんだいメディアテーク 5F/1F」。


(19:00-19:45/20:00-20:45_¥2,500-)...1組20分程度か。


満員御礼。当日行列して滑り込み。ガラス張りの現代建築。戸外の並木のイルミネーション(SENDAI 光のページェント)と、通過する透けたチューブエレベーターの放射状の明かりが幻想的。
5階ギャラリー前 で、地元の「渋谷+クマガイ組」と広島の「身体表現サークル」。慣性の法則。身体の反動を多用したコミカルな作が続く。
皆で一階に階段やエレベーターで移動。
薄いカーテンでエントランスと隔てた特設フロア。「ピンク」と「しげやん」...実際はどっちが先か告知無し。
「ピンク」。黒沢美香門下らしく(ですよね)わざとらしいアメリカンでチアリーダー的なフォーメーションダンスがヘンテコに崩れてゆく。舞台を飛び越える大きな導線を描く。お臍美人揃い。
圧巻は「北村成美」さん。踊りの超絶技巧という言葉を思い浮かべる。...フラメンコやバリの民俗舞踊の引用をちりばめる、曲芸的な動作に感情を充填する構成など。
小道具を出した時には、小技に逃げるのかと邪推したが、とんでもない。
旧作でもチラチラしたブロークンなペーソス場面をキッチリ再出(あの街頭のざわめきがまた聞こえる)。
しかも小道具で散々じらしたあと、感情を揺さぶってくる長い独舞。じんわり泣けてくるようなダンスというのも、絶頂期の「浜崎みう」以来か。
カントリーロックの似合うオンナ。第二のエポックに突入したアーティストを目撃。いいもの見せてもらいました。
...ちなみにSMTは使える(めったに使わしてはもらえないだろうが...公共機関がらみの賞でもとらないかぎり)。ロケーションが面白い。


ところで、国分町石割桜」の女の子が変わってしまった。曜日が違うのか。