青森旅行(黒石温泉郷・弘前)。吹雪。高速バス運行中止。

りんご娘



2007/02/03 (Sat) 牡丹平。温湯温泉。黒石温泉郷津軽伝承工芸館。

  • 好天。09:49出立。10:30。広瀬通の東の端っこの高速バスの停留所から青森行き「ブルーシティ号」に乗車。※仙台の高速バス停留所は仙台駅からかなり離れています。要注意。
    • バスの待合室に「真実の口」の占いの自販機が置かれている。福島に向かう髪をお団子に結った新体操選手軍団がいる。
    • 皆、荷物をバス下部の貨物室に預けているが、ここで預けなくてよかった。チケット、乗り口で取り上げられてしまう。座席キツキツ。
  • 10:42。宮城IC。うたた寝。景色つまらない。11:52-12:02。前沢SAで休憩。
    • 乗務員が人数を数える。鼻が尖った目の大きな立派な顔をしている。「赤ちゃんは人数に入ってないの?」。
  • 12:11。水沢IC通過。岩手も雪が少ない。バスの乗客半分位か。北上を通過した頃から“風花”舞い始める。やがて水っぽい雪にかわり、フロントガラスにべちゃべちゃぶつかり始める。高速ガラガラ。
  • 12:25。花巻入り。パトカーが入ってきて、減速のペースを作り始める。たちまち渋滞気味に。盛岡入り。窓が曇ってくる。
  • 13:23。安代IC通過。「曲田トンネル」。...なかなか立派な冬山の景色が続く。透けて見える木立。雪崩になりそうな所。「田山トンネル」。「佐比内トンネル」。「尾畑トンネル」。...除雪車の実際の作業、初めて見た。雪を大きな管から路肩に吹き飛ばしている。
  • 鹿角入り。「石通トンネル」。居熊井橋。「笹の葉トンネル」。天狗橋。「五の宮トンネル」。
      • 「湯瀬五橋」という言葉がある。ネットで見るかぎりは「トンネルおたく」は居ないようだ。「湯瀬」も埋もれかけた鄙びた場所らしい。
  • 13:43-15:52。花輪SAで休憩。前回、小坂町に行く時に通過した場所だ。...十和田。ずっと遠くに、尖がった山が二つ見えてくる。「碇ヶ関トンネル」。また山間の道に。
  • 14:20。青森県入り。14:28。弘前入り。14:34。黒石入り。
  • 14:40。「牡丹平」の停留所で下車。高速道路の路肩。タクシー呼ぶ。...後ろの方のサッシ戸を開くと、「秘密の階段」があって外に出られるのだ。呼ばれるまで気づかず。コンクリートの階段を登る。植え込みギリギリの細い道にでる。...ぶつくさ言われた様な感じ。どこにも説明が無い。こういう細部が大事なんだろうに。青森あたりではこういうことが多かった気がする。
  • 雪の中、温湯温泉(ぬるゆおんせん)の「飯塚旅館」に。道路に面した木造の建物。湯気があちこちから立っている。コケシの提灯、ねぶたの技法によるものか。「鶴泉」という公共浴場が目の前にある。「五番」の間。かなり大きなスペースを作って、二重になっているガラス戸で道路に面している。木造家屋の匂い。
  • 旅装を解いて、「津軽伝承工芸館」のあたりを確認に出かける。雨。「浅瀬石川」を渡って、小高い丘を登ってゆく。道なり10分。道路の端の側溝に水が流れていて、そこに雪を捨てるらしい。...「伝承工芸館」の中を見ていると、客入れをやっているのであせる。16:00-午前4:00までの長いイベントの一環で、その中で演劇を二本やるらしい。全く知らんかった。分かっていれば両方見たかもしれない。尋ねると、「わらび座」の人に「よく見てよ」とか言われる。何を見ろというんだろうか。
  • ひとっ風呂浴びてから、17:11。早目の夕食。鮎の塩焼き。葡萄。刺身おつくり(マグロ、海老、鯛)。きゅうりと大根、魚の味噌和え。ホタテ、きのこ、肉、野菜の煮びたし。ナマコの酢の物。白子の天ぷら。にんじんの千切りとニシンの卵を和えた煮物。茶碗蒸し。たまねぎとキャベツ、ピーマン、霜降り牛肉の石焼。味噌仕立てのハタハタの鍋(白菜、頭と尾を落としたハタハタ、ねぎ、まいたけ、糸コン、豆腐、水菜、牛肉)。ご飯。...ショッツルは使っていないのでは。ハタハタは「海の鮎」というらしいが、鮎の方が肉は密で、油はのっていない。18:00頃までかかって平らげる。食べ終わる頃には、おばちゃんの湯治客は帰ったらしい。雨の中外出。車が結構通る。明るいうちは譲ってくれるが、暗くなると水を撥ね散らかしてきて、お陰様でびちょびちょに。
  • 劇団夜行館、特別公演を観劇。暖かいところでやるのは珍しいそうな。黒石市長も見に来ているとか。仏遊び、魂遊びとか、MCのおじさんが言っていた。
  • 雪だるまが沢山。かがり火を炊いている。雨なので「足湯」は無理。特産品、せんべい、ねぶた工芸、藁細工、津軽塗り、焼きものなど。「津軽塗り」は、子供のころ、印刷の偽物だが、大きなちゃぶ台があって懐かしかった。雅子様献上の「ロイヤルブルー塗り箸」とか見る。みやげ物コーナー見ていると、明け方まで営業と言っていたくせに、21:00回ったところで電気消される。
  • 土砂降りのなか、夜道を帰る。酒屋が一軒開いているだけで、コンビニは無い。散歩している人が、顔も見えない中、何か挨拶してくる。防犯の為か。
  • 布団が敷いてあり、お茶道具、赤と青の大きな林檎がテーブルに置いてある。荷物を片して入浴。やはりシャワーからお湯出ない。隣はどうやらこの家のお父さんが子供を風呂に入れているらしい。石油ファンヒーターつけっ放しで寝る。

2007/02/04 (Sun) 吹雪。黒石市内。弘前市内。イトーヨーカドー。「スタジオ・デネガ」。土手町の商店街。帰途の混乱。

  • 07:30 起きる。朝、窓を開けると雪が積もっていた。風が吹くと屋根や地面から雪が吹き上がる。「地吹雪」というのは大げさなんだろうが。ガラス戸の隙間から雪の粒が入り込んでくる。そういえば夜中にガラス戸を人が叩くみたいに気味悪い音がしていたが、吹雪と関係あるらしい。
  • 08:00 朝食。ご飯。納豆。ナメコ汁。白菜の漬物。のり。温泉たまご。サラダ。鮭の切り身。少し甘い梅干。たらこ。...食後に林檎。
  • ちょうど空いたので、ぎりぎりまで温泉につかる。準備して、10:08 上温湯のバス亭から乗車。乗るときは晴れていたが、市内に近づくにつれ吹雪いてくる。「牡丹平高速道入り口」というバス亭もあった。黒石駅前で下車して¥480-。ここらへんのバス亭の情報は事前に分からなかった。
  • 雪の中、仕事の補足資料集めで、大型スーパー訪問。市街は古い町並みで、コンビニも無い。瀬戸物、ギフト店、、古い洋品店、仕出しの店が多いような感じ。本当に収穫なし。傘の細かい部品ぶっこわれる。
  • 見ていると、雪の中を自転車で走る人がいる。昼頃から女の子たちが街にでてくる。ミニスカートに、膝までの黒いソックス。ロングブーツで、太ももを出しているというファッション。ファーのついたフードのダウンジャケット。今年は全国的にみんなこんな格好をしている。その何人かも弘前にゆく様子。
  • 12:20 南弘鉄道に乗車。13:30 頃弘前着。まず、駅から離れた場所にあるという、イトーヨーカドーに接した「高速バス乗り場」を確認に。地下で食事。コインロッカーに荷物預ける。
  • 地図頼りに「スタジオ・デネガ」へ。赤レンガ風外装のファッショナブルな建物。黄色いビートルとかも駐車している。お洒落だこと。
  • まだ時間があるので、繁華街の方を探索。まっすぐな通りがある。
  • 引き返して「弘前劇場」観劇。...街中にポスター貼ってある。かなり立派な内装。豪華な調度。お客さんよく笑う。「知っている人たちみんな居なくなった」という声も。
  • 終わると薄暗くなっている。粉雪やまない。商店街にふたたび行き、「日弘楽器」で「りんご娘」のCD。「中三」でお酒買う。レジ、だらだらしていて感じ悪い。劇中に出てくる喫茶店はすぐ見つかった。
  • ヨーカドーまで引き返す。売店で腹ごしらえ。「さもだし入り味噌うどん」(キノコいりということらしい)。「えんぺい」という求肥みたいな菓子があった。
  • 念のために窓口の人に確認すると、18:00 発、仙台行きの「キャッスル号」は運行中止だという。チケットをみせると、電話連絡しているのに出ないのが悪いみたいな言い草。そういうことは平日の夕方までに連絡するんじゃないのかよ。(#゚Д゚) ゴルァ!!!16:00の最終にみんな乗っていったとか。そんな馬鹿な話しがあるんだろうか。え、宮城交通さんよぉ。...理由は天候不良のためでは無く、乗客が集まらないからじゃないかと邪推。チラッと見たリストの人数が少ししかなかったもん。
  • 発車寸前の、盛岡行き高速バス「ヨーデル号」に乗る。新幹線のチケットも買えるらしいが、運休だという。17:55 弘前バスターミナル発。 18:16 花輪SA休憩。 20:03 盛岡着。¥2.930-。
  • 新幹線チケット¥6,290-。北上から折り返してきた「やまびこ68号」の前で車内整備の様子を見ながら待っていると、先発は隣の「こまち34号」だという。20:48発。全車指定席で、車掌が前から順繰りに席を決めてゆくのか、だいぶ経ってから指定の席のチケットを持ったヤツらが動いてきてどかされる。三回位移ったところで、「いいですかあ」といって男が来るので、隣を譲ろうとすると、自分らはカップルだから、前のほうに行けという。(#゚Д゚) ゴルァ!!!!! 先にいえよ。ほんとうに東北のやつらは疲れるぜ。
  • 21:40 仙台着。東北本線では、案の定、またぞろお客と一緒に十数年来の馬鹿騒ぎをやっている。もうこいつらに関わっていてもしょうがない。車を拾う。
  • 運転手さん。元タンクローリーの運転手で、福島の県境の強風のことはよく知っているという。新幹線が止まるのはよっぽどだ。ダンプが横転したとのこと。「宮城県沖地震」(1978)の時は、ハンドルを握っていて大変な経験をしたとのこと。私はこの地震のことは知らなかった。22:07帰宅。¥2,810-。鉄砲町を通ると若干安い。