「落日ストリップ」なんばてんろくせんそうじ。篠崎ひめロック座に立つ。その前夜。

センダイロック


2007/06/01 (Fri) - 06/10 (Sun) 仙台六月頭「東洋大会」...1.遠野こころ 2.綾瀬夏樹 3.篠崎ひめ 4.四つ葉あおい 5.春乃霞。 @「仙台ロック」。


2007/06/08 (Fri) ...篠崎ひめ/四つ葉あおい/春乃霞/フィナーレ//遠野こころ/綾瀬夏樹/篠崎ひめ...(19:45-21:25/21:30-22:45 ¥6,000-+¥2,000-) @「仙台ロック」。


“東洋”というのは、大阪「天神橋筋六丁目」駅からしばらくのところにあるストリップ座「東洋ショー劇場」のこと(大阪市北区池田町)。入ったことはないが前を通ったことはある。スーパーマーケットの隣りの一角だったと思う。
今回は「東洋」所属の踊り子さん5人を仙台に呼んでの香盤組みとのこと。エース級が二人来ている。

  • 遠野。白と黒の、裾をまるめた今風のドレス。赤いレースの衣装。オレンジのフリルがついたショーツ。口をイーッとして笑顔にしている。一重目蓋の女性。
  • 綾瀬。四部構成。音楽はヒップホップ、ピアノのビバップジャズ。テクノ。サキソフォンシタール等が絡むクラブミュージック。帽子に白と黒のブチの皮の衣装。黒いロングブーツ。次はワイシャツだけ羽織って。日焼けしたような褐色の肌。頬がこけている。アメリカのショー的な雰囲気。大宮選抜に登場した時も見ているが、あまり覚えていない。今回は実力の程見直しました。黒い“テング”持ち出す。
  • 篠崎。一場。ポンポンの沢山ついたピンクのロングフープスカートのドレス。ボーカル曲。二場。白いイブニングドレス。バイオリンの曲。三場。右腕に巻いた布と、白いベールだけで。ポラ着。ピンクのフリルの短い上着に白いポンポンが糸で着いているもの。...最初の、右腕の振袖状のものと、左腕の長いイブニング用の白い手袋が鍵だと思う。右手と左手で、二人の人物を表して、何かのお話しを作っているんだろう。この人は、基本で、物語ではないにせよ、何かのイメージのひとかたまりのつながり・関連性で舞台を組み立てる。今回もそうだと思う。
  • 四つ葉。場慣れしている新人さん。基本的に、流し目とポージング。プロポーションが売り。昔のタイプのあんまり主張しない踊り子さんか。
  • 霞。背の高い、今風の女の子。ギンガムのミニのメイドさん。白いベビードール。ポラ着。セーラームーン風のセーラー服。自信が満ち溢れるような、自然に笑っているかのような不思議なスマイル。


「篠崎ひめ」さんは、06/16 (Sat) - 06/30 (Sat) まで、「浅草ロック座」に出演することが公表されている。
「浅草」は劇場のスペースが大きく、照明・音響の設備も、舞台の大きさ、長さも、通常のストリップ劇場とは違う(広島、京都も見たことはないが大きいらしいが)。
舞台としては、かなり面白いんじゃないだろうか。本来ならば、大きな舞台で試して欲しかった踊り子さんも、何人かいるし、いたが、劇場としての系列の問題かなにかで、浅草の舞台には立っていないひとの方が多いはずだ。今回の「綾瀬夏樹」さんもその一人。
「篠崎ひめ」といえば、運命の赤い糸を張り巡らせたり(新宿TS-music)、ブランコを設置したり(DX歌舞伎町)、いろいろなアイディアを出してくる人として知っているのだが、浅草は、集団によるレビュースタイル。
その辺の矛盾、葛藤がどうなるのか、まあうまく行かずとも、ひとつのエポックではあるでしょう。