湯沢行き その2。

はぬいまつり


  • こういうプランでした。川連まで行けないと思っていたが余裕でした。
    • 西馬音内。「藍と端縫い祭」。
    • 湯沢の横町探索。民芸店。
    • 川連。漆器こけし
    • 湯沢の絵灯籠祭り。
    • 帰る。
    • 湯沢、散歩メモ。七夕飾りの笹ッ葉のせいか柏餅の匂いがする(街中がサラサラ音)。アスファルトが錆で赤い(赤く塗装していたのか)。どの建物の裏もそっくり見える。抜け道が多い。...あまり気づかないが、佐竹氏の城下町だった。東の山は城跡。
    • 前日、普通に食事できる場所に寄れなかった。朝のホテルで食い貯めしておく(?!)。朝飯から戻ると部屋の扉が開けっ放し。そういうものみたい。
    • テレビ。応挙『遊虎図』上野に来ている。『金刀比羅宮展』。名作だそうだが、どう見ても猫に見える。猫をモデルにしている。
    • 念のため、高速バス発着地点から駅まで計る。徒歩8分。
  • バスは昼近くまで無いので、タクシーで西馬音内へ。10:09-10:23_¥3,070-。
  • タバコ栽培している。昔は盛んだったらしい。今の季節に葉が黄色い作物。畑は二箇所のみ。
  • 「かがり火広場」の案内所前で下車。朝市の最中。
  • 08/05 (Sun) 「藍と端縫い祭」の日。観光客ちらほら。今日が公式の観光客向けの日らしい。昨日は完全に平静な日だった。
  • 街中にたった一軒の書店で「公式ガイドブック」購入。※ここにも郊外書店はある。しかし湯沢の市街には書店は無い。
  • 紺の小さい暖簾を掲げている家、居間を外に向かって開け放してある家は、覘いて、展示してある衣装を見たり、あがり込んで話しを聞いていっていいということらしい。
  • 昨日は、それと知らず「御嶽神社」を見たので、盆踊り発祥の「宝泉寺」境内を見る。
  • 「西馬音内盆踊り会館」で短い記録映像を見る。基本的な情報改めて。...真っ暗な中、雛壇式座席に坐るというので、お年寄り派手に転ぶ。案内する女性スタッフは中の事まで見ちゃいない。秋田美人といっても東北の人だから、やっぱりとばくちまでのことしか見てないんだね。
  • 音楽は、秋田音頭を転用した部分と、オリジナルの「がんけ」の二つ。笛の旋律が難しい。衣装は、基本が「藍染の浴衣」。「端縫い衣装」は踊りの上級者のものだったらしい。
  • テキストによると、昭和10年の全国大会出場の前に、衣装や踊りの細部にかなり手が加えられた。
  • お寺の境内から、市街地の路上に舞台が移ったのは江戸時代。道に砂を撒いて。櫓を円く囲むスタイルが盆踊りの基本なんだろうが、それは「ちびまる子ちゃん」の漫画的な郷愁の中のもので、実際は、道幅に沿った長い円形(ワラジ形というか)を作って踊っていた(学校の校庭で、という様な思考は無かった)。30人前後の人数を維持しながら、部分的に交代して、毎日陽が暮れてから夜明けまで徹夜で5日間という形が原型。
  • 和菓子屋さんの店先ベンチで休憩している、マダム・パッチワークを見かける。たぶん自作のパッチワークの黒い服に帽子。ピンクのスニーカーに眼鏡、きちんとお化粧したご婦人。我が家の母親よりだいぶ下くらいの。
  • 日陰で休んでいると、昨日はちゃんと帰れたか聞かれる。バスの時間を教えてもらう。...昨夜の話では福井から来ている人だ。
  • 「結」の時間を決めて、ざっと見ることに。マダムは、お土産物の店頭で、古い端切れや帯を物色。どれでも500円とか云っている。
  • あるお宅には、実際の衣装と、それを着て踊っている写真が並べてあった。女性の身に着けるものの大きさと、実際着た時のスケール感が結びつかない。
  • お土産物屋で、笠を入れる半円形の布カバンを売っていた。
  • 仕出し弁当の「コプニ巨福」というところで、端縫い衣装の展示販売。一着(?)20万円が相場。本物は売り買いできるものではないが。
  • 「営業所前」のバス停。もうひとりの女性と、パッチワーク夫人が待っていて、話し込んでいる。
  • さっき買った紫のハンテンみたいな着物の品定め。「お召し」だ。「銘仙」だ。「ねんねこ」じゃないか。紐は新しいみたい。あら、直したあとがある!
  • 湯沢行きのバス来る。...結局 11:45-12:07 ¥480- という行程。
  • マダム・パッチワークと、バス停の女性に相槌を打つような感じで話しを聞いている。
  • ご主人と東北旅行したときに、着物を見るのになんか付き合えないと意地悪され、西馬音内に寄ってくれなかったから、一人で見に来たんだ。パッチワークを始めてからここのことを知った。踊りは素晴らしかった。
  • 黒い衣装にご自分で着物の裏地を縫い合わせて自分の服を作っている。百円均一の帽子に手を加えて。指輪も布で作った。
  • 青春18切符で福井から新潟。地震の影響がまだのこっていて、思うように動けない。酒田をやめて羽後に。これから湯沢でラーメンを食べて、山形に一泊して帰るんだ。新潟は通りたくない。
  • もう一人の女性は、せっかくだから秋田の竿灯は見ていったほうがいい、といっていろいろ考えるが無理。湯沢の燈籠も見たい(山形「花笠祭り」の話はでない。「ラッキー」という安宿?があるそうな)。
  • 若い大女、バスに乗ってくる。「運転手さんいくらですかー」云々。後部座席で大声で携帯電話の会話。家の人と言い争い。運転手さんが「降りますか?」。バスから降りる。...なんかあっけにとられ、皆黙り込んでしまう。
  • 羽後の町。ドブというか水路が大きい、水量も多い。タバコ畑は見えない。
  • 湯沢の郵便局の角で停車。降りて、別れる。