お盆ライブ三連発。禁じられた歌、忘れさせられた歌、サイケ・ソリチュード。
2007/08/13 (Mon) Nezi-maki、朱音、耕時、青山十一 Live @渋谷「渋谷アピア」。
(19:00-21:30_¥1,950-)
Nezi-maki(ネジマキ)(19:00-19:34) ギター弾き語り。
- 「(苦しい夜を過ごすよ)」
- 「(灰皿の灰、午前零時の灰)」*
- 「(波、波、光を)」*
- 「(近寄ってちょっとだけ)」...これと次はピアノで。
- 「(夜明け、目を開けて)」
- 「(狭い道を通って街を抜けるよう)」
- 「(未詳)」
朱音(あかね)(19:36-20:04) ギター弾き語り。女性。
- 低音。男の声の様な部分もある。ひょっとして性同一性なんとかの人か。手堅いソングライターだと思うが歌が不安定。
耕 時(こうじ)(20:08-20:44) ギター弾き語り。裸足で、立って。
- 「(気付いてない影に)」
- 「(青いチューリップが咲いている)」
- 「(今夜もちょっと眠れない)」*
- 「(ネバーエンディング)」
- 「(元気のいい蚊がうようよ飛び回って)」
- 「21世紀たがやす時」
- アピア的性格のパッション炸裂フォーク。スキンヘッドにごつい体躯の男性だが、そのわりに声がきれいで柔らかい印象。歌が思いがけない展開。
青山十一(あおやま・じゅういち)(20:50-21:30)
- 「裸足のメフィスト」...遠すぎる青すぎる
- 「物質の様に」...プラスティックの心
- 「普通の世界」...まるで屍の様に
- 「ゴールドレイン」
- 「未明」
- 機材の調子が最悪だった様だが、音が外れる寸前みたいで力強い印象。ビートは感じるのだが、タイコで煽らない、引き算の音楽。荒れ野に響く残響。孤立者のサイケデリア。
2007/08/12 (Sun) 横浜寿町 #29 フリーコンサート(ソウルフラワーモノノケサミット、とおみねとおこ、ハシケン、寿、金尾義郎ユニット) @石川町「寿町職安前広場(寿町住宅中庭)」。
ソウルフラワーモノノケサミット (15:00-16:00)
- 「美しき天然」
- 「ああ革命は近付けり」
- 「辺野古節」※オリジナル
- 「聞け万国の労働者」
- 「アリラン」
- 「島育ち」田端義夫(存命とのこと)
- 「満月の夕」※オリジナル。
- 「釜ヶ崎人情」三音英次
- 「お富さん」春日八郎
- 「がんばろう」
- 「インターナショナル」
- 「東京節」♪ギッチョンチョンでパイのパイのパイ。
- 「さよなら港」藤島桓夫
とおみねとおこ & オリーバーズ(塔子さんは下町のメテオールというバンドの人か)。「野毛山節」からスタート。そこから聴衆として離脱。
横浜寿町フリーコンサート。二回目。2004年、安曇野めぐ留さんがゲストで歌った年から3年ぶりに見物。
日本三大ドヤ街(山谷、寿町、釜ヶ崎)の一つ。寿町は、実際は市街地の小さな一角に過ぎない。三つの内で一番小さいのではないか。日が良く入って陰惨な雰囲気は少ない。
寿町住宅の中庭風のスペースに客を入れて、橋げたを履いて二階建てになった住宅の下に櫓を組んでステージにする。裏、天井部分に黒字に白で百合の花が描かれている。
伝聞ではソウルフラワーが、前回(数年前)参加したとき若い聴衆が建物に登ったりダイブしたりで顰蹙を買ったとか。
前回見た時と比べると人出が多い上に、ベニヤ板のペインティングをやって廻廊部分を塞いでしまっているので圧迫感があり、ゆったり座って見ている人は前ほど見掛けなかった。やはり高齢化していると思う。曰く「労働者の街から福祉の街へ」。
家庭や学校、ホワイトカラーの職場ではドヤ街、寄せ場の話は絶対出ない。歌謡曲や漫画の世界で描かれたのも例外はあるが60年代で終わり。
意図的に見えないようにされている街や住民を、わずかの人たちながら、外の世界に見えるようにする効果は間違いなくある。
2007/08/11 (Sat) 大熊ワタル+八木啓代、ほか『解き放て! 禁じられた歌 〜 両世界音楽旅行』 @吉祥寺「MANDA-LA_2」。...末広通り 99イチバ向い 食堂居酒屋「ど」地下。
- 八木啓代さんは『ビクトル・ハラは何故死んだか 〜 禁じられた歌』の著者。メキシコで歌手デビューした異色の人。...ここら辺の歌を知らないためか、正直そんなに歌心のある人には思えなかった。
- マンダラ開場(18:43) お客立たされ待ち。当日者(18:47) それでもぶつくさ文句言うやつうるさい。着席(18:54) ¥3,300-
- 私の嫌いな丸テーブル偽社交ワールド。欄干の席みたいなところ選ぶ。開演間際までずっと調律やってはる。
(19:46-20:28/20:45-21:35_¥3,300-)