2009年05月 月間 見た聴いた読んだ(03)。

ながいえいが



    • 彦坂尚嘉・武田友孝・加藤力 # 21「ラカンと美術読書会」《無意識の形成物》(9. 父性隠喩 )+ 磯崎新ポストモダン原論』(朝日出版社週刊本シリーズ)(結局読まなかった)(18:35...19:30-19:45/20:09-21:09_¥70-) @池袋「立教大学 池袋キャンパス・6号館 6106 研究室(比較文明専攻)/2F・ガラスの部屋」。...『ヒストリーズラン』ほか「高野生・大」兄弟のお父さん「高野雅夫」さんと同室。在日コリアンのバタヤの老人に「字」を学んだ人。 
      • “新発見のミケランジェロキリスト像”の写真入記事を読み、苦笑する彦坂さん。
      • 【個人崇拝的に丸ごと認めること。切り分けて“美味しいところだけ”で神話を作ること。】
      • ラカンのもつ古さと、情報革命が進行する現在の関係について。】
      • デュシャン兄妹論。フロイトのいう退化性と、逆である社会性について。芸術の発生。現代文明の暗黒面。】
      • 改めて皆で自己紹介。残れる人はお酒等持ち寄って懇話会。
    • 日本住情交流センターP「彦坂尚嘉・彫刻と出力画像作品の回顧展」。 @横浜市営地下鉄 中川「ハウスクエア横浜・情報館 2F 空き店舗スペース」。※2009/05/01 (Fri) - 06/07 (Sun)...「皇居美術館」模型とその周辺の彫刻8点(?)。「フェイク・デス」の壁全面の印刷作品2枚。住宅展示場の空き店舗スペースに。併設「女子美大OG 14人のテキスタイル・エキシビジョン」展。




  • 005. yumbo『甘い塊』リリースパーティ。(18:37-19:32/19:43-20:50_¥3,000-+¥2,000-) @初台「東京オペラシティ 3F・近江楽堂」。
    • ネットでのリクエスト・アンケート結果を踏まえた選曲。【第一部】01.「 ' Till The End Of Our Time」(新曲)/02.「ある日以降、その他」/03.「がっかりしちゃう」/04.「鉄棒」/05.「スズメバチ」/06.「かものはし」/07.「家」/08.【一票だけの曲メドレー...「家」「嘘のDNA」「冬の旅」「水が欲しい」「あなたの時間」「色の無い暮らし」】/09.「味方」/10.「お母さん」。【第二部】11.「さようなら」/12.「さみしい」/13.「反響」/14.「美しい道」/15.「間違いの実」/16.「ケーキ」/17.「九月の歌」18.「これが現実だ」/19.「みだれた絵」/20.「サーフィン」/encore :「シブヤくん」。
    • 仙台で活動する、アコースティック系の、打楽器、ホーンの音が珍しいアンサンブルのバンド。編成は何年かごとに変わってゆく。「へたうま」というか、ピリピリした雰囲気が無い。言葉にセンスがある。...今回、後の方になるにつけ。全体に良くなってきていたように感じた。仙台の劇団「三角フラスコ」と通じ合うようなテーマ性が、実は底の方にあるみたいだ。




  • 「TAGTAS/FORUM〈条件なき大学〉第一期」# 08 大貫隆史『レイモンド・ウィリアムズ《ドラマ・イン・パフォーマンス》を読む #01 』(19:00/...19:35-20:40/20:50-21:55_¥1,000-) @御茶ノ水「フリースペ−ス・カンバス」。
    • 大貫隆史さん。釧路公立大学 准教授。西洋比較演劇研究会。2008/03/22「《モダン・トラジディ》再考」発表など。
    • レイモンド・ウィリアムズ Raymond Williams (1921 - 1988)。《文化と社会》《長い革命》《田舎と都会》《キーワード辞典》《ブラック・マウンテンの人々》など。イギリス労働党、左翼の活動家でもあった。文化理論・近代研究の大著で著名。小説も書いた。...演劇関係の著作は、忘れられていたものが、最近検討され始めたらしい。《ドラマ・イン・パフォーマンス(上演における演劇)》(1954) がとりあえずの議題。学外の社会人教育のためのテキストだそうだ。...テリー・イーグルトンの師匠じゃないですか。
    • 口頭でのレクチャーと討議。...文学(詩)と演劇といったジャンルの違い。サント=ブーヴ、I.A.リチャーズ、リチャード・シェクナー、ベンヤミンルカーチ...といった「学説・業績」の時系列の順序がランダムに説明され、様々な訳語がはっきり確定されないまま話される、などなど、かなり未整理な内容の講義なので、展開が追えない。やたら言葉が多くなってゆく。あっちゃこっちゃからの一言引用も結構多い。グズグズな衒学性というか。
    • 作業仮説としての演劇の四つの型。「アクトされたスピーチ(アクティング・スピーチ)」:ギリシャ悲劇など。「ヴィジュアル・イナフトメント」:舞踊など。「アクティビティ」:堅苦しい自然主義演劇。「ビヘイビア」:イプセンチェーホフ以降の現代劇。割り切れない部分のある自然主義演劇。
    • 成功している批評としては、ブレヒト《肝っ玉おっかあとその子供たち》の観客の「黙諾」の件か。既存のシアターの形式と「ネゴシエート」する芸術の創造過程。
    • ウィリアムズさんは、政治的には、「代議制」の進行と「自然主義の行き詰まり」の相関関係を述べているそうだ。こういう論点が一番最後に出てきた。おいおい。
    • 英国での近・現代演劇の研究は「作者が故人のもの、評価が定まったものだけをアカデミズムでは取り扱うのだ」という伝統が根深く、ケンブリッジ等学内での研究は出来なかった。ドイツ、アメリカと比較して、立ち遅れがある(ギリシャ悲劇、シェイクスピアの研究は除く)。
    • 討議になって「鴻英良」さんらが発言し、だんだん整理がついてきた(*鴻さんは、翻訳ぶりが難解で日本語になってないとか言う人もいたが、まあ、まともな人に見えた)。
    • 粘土で制作。石膏でかたどり。やや古い、寸法を取る器具で採寸、材木に引き写し、木彫を制作、という手順。人物肖像彫刻の写真集を買ってくる。晩年の住居も大部分開放されている。やっぱり北海道の熊の木彫りとは精密さ・材質が違う。展示が下の位置過ぎるのではないだろうか。眺めおろす感じでいいんだろうか。...『烏有先生』という像は傑作と思う。平櫛さん、晩年は、まるまる顔の好々爺だが、若い頃はギラギラした面相。
    • 吉永マサユキ『ちょッカン』展」。 @浅草橋・馬喰町「ギャラリー・カシ」。...暴走族写真。旗はマジックで彩色してんのな。
    • 貝塚歩 + 作村裕介」展 ...新卒作家。駄弁っていてウルセー。ロッカクアヤコ風。/ 須田一政 写真塾 撮影コース 10期終了展「街撮主義 〜 椿 ちょう」。...浮浪者。ラブホテル。友達。夜の酔漢。なんとも言えん。 @浅草橋「マキイマサル・ファインアーツ」。
    • 富士吉田名物“吉田うどん”「うどん・まるなが( ○ 永 )」。 @五反田・戸越銀座。※桐ヶ谷斎場の近く 新中原街道沿い。...「肉うどん」が人気らしい。キャベツが入っている。硬い、わりと単純な味だけど、いいかも。麺は固い。トッピングの具は甘め。