「日本アンダーグラウンド演劇再定義の試み」《イェイツ戯曲集》を読む。

《イェイツ戯曲集》 山口書店(京都) 1980年5月 佐野哲郎、風呂本武敏、平田康、田中雅男、松田誠思_共訳。 〈キャスリーン伯爵夫人〉(1899年初演) 第一場_森際の飢えた農家(シェイマスの家)。 第二場_城の近くの森。 第三場_館の広間。 第四場_城の近く…

「日本アンダーグラウンド演劇再定義の試み」高野竜『神曲』を読む(未定稿)

高野竜『神曲』...2003年。#3「かながわ戯曲賞」佳作受賞作。未上演。 人。 駆(カケル):走り屋の少年。しかしバイクを持っていない。ガソリンスタンドの屋根裏に住んでいる。14歳。 未散(ミチル):在日コリアン、玄未散(ヒョン・ミサン)。バタヤ部落…

「日本アンダーグラウンド演劇再定義の試み」「戯曲読みマラソン後続集団」「平原演劇祭」高野竜 連作戯曲集を読む。

高野竜『劇説 風のからだ』(未上演) 第一場 帰郷 インド、中国放浪。沖縄に辿り着く。旅行中、看病され、知り合った智子。 第二場 悪霊 某劇団の分裂。 時間を逆上って、新宿南口での床屋徒弟稼業。花園神社でアングラ劇を見て呆然。役者(実は下働き)に…

「日本アンダーグラウンド演劇再定義の試み」「戯曲読みマラソン後続集団」「平原演劇祭」高野竜 連作戯曲集を読む。

高野竜『劇説 イオの月』(2003年初演) 10場面。朝の上野駅。山手線。唐十郎風のうねうねした文体が切れ目無しにびっしり続くスタイル。独り語りが時々ありえない飛躍をする。 登場人物は、一人。実際には数人で演じられた模様。 短距離走の青年。おでん屋…